ヨーロッパ歯周病学会-Europerio11報告 第1報 付:プラハ=ドボルザークと出会えた…

2か月遅れましたが、GW明けの5月14日から17日まで、オーストリア・ウイーンで開催したヨーロッパ歯周病学会 EuroPerio11 の報告です。
EuroPerioは、ヨーロッパ各国の歯周病学会が共同で3年に1度開催する学会で、今回が11回目でした。自分はEuro8(2015年・ロンドン)、Euro9(2018年・アムステルダム)に参加、2021年コペンハーゲン開催のEuro10も参加予定でしたが、コロナ禍の影響で断念。7年ぶりの参加を心待ちにしていたということでした。
4日間の内容を自分の所属する勉強会(歯周病勉強会・横浜歯科臨床座談会)で先月までに報告。学会の復習になった思いで、1か月過ぎてもその余韻を楽しんだありさまでした。
要約(summary)は以下の通りです。
- ① Euro学会で味わえる歯周病の学問の深さを実感
- ② 自分の最も興味である歯周病の病因論は、新たな技術による新しい知見の蓄積が観られた ⇒ それゆえに「病因論=どうして歯周病は起きるのか」という命題は、より混沌しているような気がする
- ③ 歯周治療における外科セッションの人気は高い
- ④ 世界展開の予防戦略の重要性
- ⑤ AIの活用により歯周病の診断・患者管理・予防・治療の進歩が期待できる
かなり歯科的・専門的な話題ですが、自分の最も好きなテーマなので、次回から分けて報告いたします。

海外の学会といえば、その国の文化に触れ、勉強会の友人と異国情緒のもとで語り合うことも大きな楽しみです。今回は音楽の街・ウイーンで開催することが参加する大きなモチベーションでした。
学会中の7日間はまさに「夢のような日々でした・・・」ということなので、探訪報告第一弾、チェコ・プラハから始めます。
プラハはウイーンまで電車で4時間の移動の場所ということから、この機会に子供の時から憧れていたプラハに行くことは欠かせないと思い、学会2日前にプラハに先乗りしました。
羽田からヘルシンキで乗り換えて、今どきのスマホの地図アプリで誘導されるまま、プラハ空港から乗り継いで、ホテルの近隣の地下鉄の駅から地上に出た瞬間、町全体が世界遺産といわれるプラハの夕暮れの街並み。
遠くからクラシックの音色に惹かれるままたどり着くと、そこはプラハの春の音楽祭の舞台=音楽公会堂のルドルフィヌムでした。
その日はチェコ音楽の祖・スメタナの命日を記念した恒例のイベントなので、会場前のスクリーンに集まっていた市民の方々は静かに熱く観賞していました。

そして公会堂の前にある銅像の前に立つと、なんと自分の憧れのドヴォルザーク!しっかりと前を見つめている姿を目の当たりにしたとき、これこそ「夢のような風景」とめまいをするような思いに駆られたものです。
これから始まる夢の7日間の序章にふさわしい一日の夕暮れ。学会報告はまだまだ続きます。どうか今後もよろしくお願いします。
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